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職員会議

5/28職員会議


私の夢・・・
 2015.5.28  舟木 晴香
 
私はこの仕事について3年目になります。学生時代が長かったため、社会人3年目でもあります。とにかく世間知らずであることは自分でも十分に自覚していたので、かなり不安な気持ちでこの仕事に入職したのですが、こうして社会の一員として働けていることがとにかくうれしく、またありがたく思っています。
 今日はこの仕事を選んだ理由と、仕事に関して考えていること、またこれからの夢を話したいと思います。
福祉に興味を持ったきっかけを思い出してみると、大学生であった20歳のときに行った海外での経験が大きかったと思います。そのころの私は将来のことや自分自身について非常に悩んでおり、半分現実逃避、半分自分探しの旅に出ました。行き先は発展途上国に行ってみたい気持からベトナムとフィリピンに行き、観光のほかに現地の子たちが住んでいる孤児院やスラム街を見に行ったり、学校を見学したりして、子ども達と交流しました。   その旅で私は路上生活をしているストリートチルドレンという存在や、児童労働の現実を知りました。それまでの日本で生活していて考えたこともないような生活をしている人々を目の当たりにして、私は気持ちの整理がつかずにしばらくもんもんと考える日々が続きました。
日本では当たり前に義務教育が受けられるし、お金に困ったって子どもが道で暮らすことはあり得ない。なぜだろう、日本との違いはなんなのだろうと。でも、かといってそのころの自分自身の感覚は、かならずしも日本が豊かで、私が見たような発展途上国を豊かでないとは感じませんでした。その理由は、たしかに何かと不便な生活ですがだからこそ人と人が密に助け合う豊かさ、自然と共存したくましく生きる豊かさ、子ども達の目の輝きに心を揺さぶられたからです。そのころから私は、それまでの私はいつも心が空虚で、人間関係や自分自身のあり方でいつも悩んでいたので、自然体で生きること、自然の中で生きることに強く惹かれていきました。
とにもかくにも、私はこのような子どもたち現実をもっと知りたい、自分は何をすべきかと学生のころは考えました。始めは国際支援に興味を持ちましたが、考えた末私は日本人でありながら日本の福祉を全然知らないと思い、よし社会福祉の勉強をしよう!というところが私が福祉の世界に入る出発点でした。
 
「福祉」に興味を持つようになって、それから社会の中で弱い立場の人や少数派の人たちの存在がとても気になるようになりました。でもそれは優しさからというよりも、長く孤独感を感じてきた自分自身と勝手に重ねて、共感するような気持ちでいるところが大きかったように思います。社会の中で自分の存在をなかなか表に出せない人、心の声を表現できない人のことが心に引っかかって仕方がなかったのです。
また、障害を持っている方のことを人ごとに思えなくて身近に感じるきっかけに、たぶんご存知の方もいると思いますが、私は堀兼のサンクスで学生時代ずっとアルバイトをしていたこともあると思います。そこでしょっちゅう中新田の利用者さんを接客していた私は利用者さんがいつもきまって土日の10時過ぎに来てくれるのを楽しみにしていたのです。自立スクエアに面接に来たときには、顔見知りの利用者さんが何人もいました。当時はお客様と店員というささやかな交流ではありましたが、「やっぱり気になる」という思いをつのらせるようになりました。就職を決めたのもただその「気になる」が理由でした。
就職してから2年数か月が経ち、私は利用者さんから教わることはとても多いです。思いをうまくは表現することが難しい方と接していますが、私は利用者さんのあるがままの自然体で生きる姿を魅力的に思っています。
私は働き出してから自分自身が明るく、また強くなったのではないかと思っています。それは職員のみなさんと利用者さんのおかげです。常に人と一定距離を保って生きてきた私が、今こうして職場で働いて、毎日人と奮闘しながら働けていることが私は心から嬉しいのです。 私はまだまだ未熟で、利用者さんの対応をしていてもつい感情的になってしまうことがよくあります。でも、これからの目標は利用者さんの声なき声に耳を傾けることです。
 
話は少し変わりますが、私には絶対に失えない夢があります。
私は福祉を志してからそのまま仕事についたわけではなく、学生のときにさんざん迷いに迷って、卒業後音楽の勉強に打ち込む時間をもらいました。そんな冒険をする意味が本当にあるのかと自分に問い続けましたが、だめでもなんでもどうしてもやらなければならなかったのです。そうしなければ一生後悔すると思ったからです。社会人になるのは遅くなりましたし、周りに心配をかけたうえ、先の見えない日々は、楽しいよりも苦しいことばかりでした。でも「この期間」と自分で決めた期限まで精一杯にやったおかげで、私は一生追い続ける夢をはっきりと持つことができました。それは「誰かの力になれる音楽を作ること」です。
音楽によって生きていてよかったと思えることもたくさんありました。自分の作る曲が多くの人にうけたいとは思いません。ただたった一人でもいいから本当に心に届く曲を書きたいと思っています。
そのために毎日の練習と、作曲の勉強をつづけています。自身の合唱団の活動や、昨年から始めた小さな喫茶店での弾き語りのライブをこれからも細く、長く続けていきたいと思います。
私はもともと本当に心の弱い自分だったのですが、周りの方にあたたかく支えてもらって今があります。それを決して忘れることなく、仕事においても音楽の夢においても、人の心に寄り添えることを目標にこれからも精進していきたいと思います。
ご静聴ありがとうございました。
表裏
 

P.S.
心が洗われるような素敵なお話でした。清々しい気持ちになりたい方は、是非弾き語りライブに足を運んで下さい。
  • 2015.06.05 Friday
  • 13:24